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今までのを踏まえて、次に新潟県の中で最も色濃い民話・古事記などを遺す主な海岸沿いの地域(能生、弥彦、瀬波)をピンポイントで紹介していきます。
・能生には白山神社があり、奴奈川姫(ヤナカワヒメ)命、伊佐奈岐(イザナギ)命、大己貴命〔大国主神〕がまつられ、奴奈川姫命は、糸魚川市を中心とする地域一帯で信仰されてきた女神であり、彼女の子は姫川を登って建御名方(タケムナカタ)命となったそうです。
・弥彦は弥彦神社があり、これは造られた年代がわからないそうです。
そしてまつられるは天香山命〔伊夜比古(ヤヒコ)神〕。
彼は越後開拓の為、地元民に漁猟などの産業を伝えたとしています。
・瀬波にある岩船神社はニギハヤヒ命、水波女(ミヅハノメ)命、高霞(タカオカミ)命、闇霞(クラオカミ)命。
結局私が調べた限りでは、彼らがなんの神なのかはよくわかりませんでした。
しかしながら少なくとも彼らが天の石船でやってきたとき地域の人々は「しゃぎり」と呼ばれる屋台を引き、海上安全と大漁豊漁、古事を祝ったそうです。
さて突然ですが、縄文~弥生時代初期の新潟県の海岸はどうなっていたかわかりますか?
新潟県の土はフォッサマグナで出来ており、謎の多い土です。
しかしながら海水による浸食は絶対。
ならば現在より削られていないと踏まえると、当時の新潟県の海岸は浜と陸地が現在より日本海に突っ張っていたと考えるべきなんです。
(それでも最大約1~2キロぐらいしか変わらないと思いますが…。)
…さあ、皆さんもいい加減気付きましたか?
そう、例えば当時の海岸沿いに暮らしていた縄文~弥生時代初期の住人たちの集落が現在は何処にあるかを?
そして現在ある海岸沿いの神社などは本当は海からどれくらいの距離があるかを?
(言っておきますが現在のように道は舗装されておりません。)
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