リモートコントローラー

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私の中で何かが切れた。 『何なんっ!?さっきからアイツアイツって!幼馴染みがそんなに大事!?そんな人のためにアタシらケンカしてるんっ!? なあっ!?』 侯隆がアタシをにらんで言った。 「…そんな人とか言うなや。」 もういい。 もう充分。 『なあ侯隆?』 「…」 侯隆は答えなかった。 『その幼馴染みさんとアタシやったら、幼馴染みさんの方が大事なん?』 違うやろ侯隆? はよ答えて? アタシのほうが大事って言って いつもみたいに抱き締めてや。 侯隆? 「ごめん。」 ああ。 今私が終わった。 こうなることがどっかで分かってたんかもしれへん。 『ふぅん^^そんなもんか~』 「…」 『なんとか言ってやっ!!』 何も言わない侯隆に苛立ちを覚えた。 「ほんま…ごめん…」 謝られるんって こんな虚しかったっけ…? 『謝るぐらいやったら、あの女と縁切ってきいやっ!!』 私がそう言うと、 侯隆はタバコを置いて 子犬のような目で首を横に振った。 アタシは 侯隆に強引にキスをして言った。 『今すぐ出て行って^^』 侯隆は 素直に玄関の戸を開けた。
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