第1章

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先生の長い長い話が終わり、沢山の配りものをもらい、終わった。 始業式と担任の話だけなんて楽だな…前の学校なんて午前は授業があったのに。んで午後から皆で遊んで… 『(やばいまた思い出しちゃった…忘れなきゃ)』 帰ろうと席を立った時に男の声に呼び止められた。 「ちょっとまちんしゃい」 『…私?』 「そそ、どうも納得いかんのでな…もっかい」 そういうと彼は袋からUNOカードを取り出し、配りだした。 『はぁ…まあいいよ。』 私は席につきUNOモード(笑)に入った。 「ま、ゆるーくよろしくぜよ」 と言いながら腕捲りまでして気合いマンマンだ そして2回目のたたかいが始まった… 『(おかしい…)』 「これでどうじゃ」 『(やっぱりおかしい…)』 「ウノー」 『(こいつ……)』 「あーがりっと」 『…』 「ま、1回目のはマグレじゃの。」 彼は満足そうに微笑んだ 『見破った、あんた最初カード配る時にしくんだろ』 「何の話かの?ま、運じゃよ」 『アンタ、自分の所に特殊カードくるように二枚に一枚特殊カード入れて配ってたよね』 「特殊カードて(笑)ああああ、もういいですよっと。じゃ、第3回目、始めるかの」 気が付けば教室はカラで私たち以外誰も居なかった。 その時、教室の前側のドアが勢いよく空き、先生が入ってきた。 「おまえら、早くでないと鍵閉め困るんだが…」 「はいはい今でますよ。 …つーわけで勝負はお預けやの」 『いーや!!!!納得いかない!!!!!外よ、外で勝負よ!!』 「俺、部活あるんじゃけどのぅ…まあ少々誤魔化すかな」 私たちは第3回目UNO勝負のために外へ出た。
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