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先生の長い長い話が終わり、沢山の配りものをもらい、終わった。
始業式と担任の話だけなんて楽だな…前の学校なんて午前は授業があったのに。んで午後から皆で遊んで…
『(やばいまた思い出しちゃった…忘れなきゃ)』
帰ろうと席を立った時に男の声に呼び止められた。
「ちょっとまちんしゃい」
『…私?』
「そそ、どうも納得いかんのでな…もっかい」
そういうと彼は袋からUNOカードを取り出し、配りだした。
『はぁ…まあいいよ。』
私は席につきUNOモード(笑)に入った。
「ま、ゆるーくよろしくぜよ」
と言いながら腕捲りまでして気合いマンマンだ
そして2回目のたたかいが始まった…
『(おかしい…)』
「これでどうじゃ」
『(やっぱりおかしい…)』
「ウノー」
『(こいつ……)』
「あーがりっと」
『…』
「ま、1回目のはマグレじゃの。」
彼は満足そうに微笑んだ
『見破った、あんた最初カード配る時にしくんだろ』
「何の話かの?ま、運じゃよ」
『アンタ、自分の所に特殊カードくるように二枚に一枚特殊カード入れて配ってたよね』
「特殊カードて(笑)ああああ、もういいですよっと。じゃ、第3回目、始めるかの」
気が付けば教室はカラで私たち以外誰も居なかった。
その時、教室の前側のドアが勢いよく空き、先生が入ってきた。
「おまえら、早くでないと鍵閉め困るんだが…」
「はいはい今でますよ。 …つーわけで勝負はお預けやの」
『いーや!!!!納得いかない!!!!!外よ、外で勝負よ!!』
「俺、部活あるんじゃけどのぅ…まあ少々誤魔化すかな」
私たちは第3回目UNO勝負のために外へ出た。
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