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1学期初日、初めての登校。
私のクラスは…3年B組っと。
あまりに広すぎてどこがどこだか訳が分からなくなってしまった…。
前の学校の何倍だろ。
思い出したらまた泣きそうだから、とりあえずがむしゃらに歩き、ひたすら歩き、
『海友会館…?えーっと、旧校舎……駄目じゃん!!』
そうしているとチャイムが鳴った
『……始業式だよね。生徒は体育館だよね。』
分からない 体育館も分からない。
そうしていると、人を見つけた。生徒みたい。凄く忙しそうに走っている
この人遅れたのかな と思いながら体育館の場所をきくことにした
『すみません、体育館は「あん?、今急いでるんで!後で後で!!」
『え、ちょ、待ってくださいよ!!』
黒い、もじゃもじゃの…パーマかな?そんな髪の毛の男子生徒を追いかけたら体育館へ無事ついた。彼は体育館の入り口で立ち止まり、ドアの隙間から中の様子を伺っている。
「あちゃー…今入っちゃヤバそうだなぁ…あぁ…渇入れられる…」
『あのー…』
「ん、あ、さっきの人。で、何?」
『何で入らないんですか?』
「こっから覗いてみろよ。このしーーんとした空気!!若干後ろのへんガヤガヤしてるけど、今入ったら皆バッ!!って後ろ向くパターンだよもう…どっちみち怒られるし、黙って座ってるのもダルいし、もうサボるかなっと。」
ドアから中を覗く
『あー…』
「んじゃ、そゆことで」
振り向くと彼はもう居なかった。
『いっちゃった…せめて教室の場所くらい聞けばよかった。』
ふと下を向くと、何か落ちていた。
『あれ…ワックス…?だよね。もしかしてさっきの人のかな…?』
とりあえずポッケへ入れた。
それよりも、することが。
生徒が一斉に出てきた所の波にのってさりげなくまざるために、私は体育館の横へこっそり行った。
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