第1章

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『長いなぁ…』 そう思っているとザワザワ人がでてきた。 『今だ、まざるべし!!』 私は人の波に乗り、中等部らしき校舎へたどりついた。 3年教室は上の階らしく、のぼっていったら案外簡単に私の教室へついた。 『今までの努力は何だったの…まぁ、いっか』 教室のドアをあけると、まだ人があまり帰ってきていなくて教室がザワザワとしている状態。 中に居た先生に軽く説明を受け、窓際の後ろの方の落ち着きそうな席へついた。 あちこちでグループができ、ワイワイしている人や席で本を読んだり寝ている人、友達を作ろうとワタワタしている人、さまざまな人が居た。 私の席の回りの人は、皆着席していた。何故か回りの席は男子ばかりで声をかけてきたりとかそういう雰囲気はまったくない。 皆一人でそれぞれの事をしている。 前の人男子は、ぼーっと窓の外を見ている。 私も、やることもないし、前の男子にならってぼーっと窓の外を見つめていた。
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