第一話

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女・ 「いったぁ~い!?なんだ、 勇<ゆう>ですか……」 振り返り青年の顔を確認し、半べその状態で彼女は言った 勇・ 「由比<ゆい>お前!!親がいないなら研究室貸せだの、腹減ったから飯作れって言うから仕方なく作ったのに…… 呼んでも来ないってどういう事だよっ!?冷めるだろうが」 由比・ 「そ、それは私の夢を叶えるのに集中してたのでぇ…」 次の攻撃が来るのがイヤなので必死になっている由比 勇・ 「何が夢だよ…… 幼なじみとして言ってやるけどさ…… どうせ、またガラクタじゃないのか?っていうか、俺の家で勇ですかは無いだろ!!」 昔から由比の発明品は誰が見てもガラクタと呼ばれる物であり、うんともすんとも動かない事が多かった 由比・ 「こ、これはガラクタじゃないですよ!!」 勇・ 「それじゃあ、今度のは何だって言うんだよ?」 すると、由比はしかたなさそうに大きな声で言うつもりなのか、息を吸い込んだ
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