第一話

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しかし由比は…… 由比・ 「いえ、夢じゃないんです。だって出来上がってしまいましたから♪」 由比の顔は夢だけの事にしては真顔であった 由比・ 「早速、実験してみますか……このグラス、頂いても良いですか?」 勇が食事と一緒に持ってきたグラスを由比が持ちながら聞いた 勇・ 「どうにでもしてくれ……」 勇の顔には明らかに脱力感が見えた そんな勇を気にせずに由比が説明を始めた 由比・ 「このグラスをこちらの入力装置に入れます。今回の実験の目的はこちらの出力装置に持ってくるというのです……このゴーグルを付けないと目が潰れますよ」 勇はしぶしぶゴーグルをつけた 勇・ 「う~ん、立体的な物質を情報にして送るのは……無理じゃないのか?」 由比は少しムッとした 勇・ (とりあえず考えは誉めてやるよ…) 由比・ 「スイッチ、オぉぉンです!!」 ボタンを押すと同時に機械の中から雷が落ちる音に似た感じの音がした
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