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─夏─
汗かきな君のせいで
床はびちょびちょ
床を一緒にふいたら
「ありがとう」
と小声でつぶやく君。
君の声がきけて
嬉しかったな
ダンスを頑張る
君を目で追っていたんだよ?
今も昔も、
冷たいアイスを
ほうばる君に
俺のアイスも
あげちゃた
「ありがとう、にか」
また、話せた
でも、
高嗣からにかに
変わった
呼び名
確かにきみが
いないんだな
自覚した
夏
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