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やっほー。これは嬉しい事を聞いたぞ。
僕は有名人らしい。しかも、校内の女子に大評判の。
いやぁ。モテ期って実際にあるんだなぁ。ついに僕にも春がきたぞ。
「でも、一体何でそんなに有名なんだい?」
「えっとぉ」と小首を傾げる美桜ちゃん。一々、動作が可愛らしい。
「パンティ泥棒です。」
「!?」
待て。待て待て待て。なんだ?身に覚えが無いぞ。あぁ、そうか。パンティじゃなくてパンチって言ったんだよな。ドロボー?違う違う。ド・ロボっていうなんか新しいスパロボ系の機体が今度出るんだきっと。
パンティドロボー→パンチ・ド・ロボ。 うん。何だか強そうだ。きっと飛我忠勝は機械の様に冷静で頼りになるとかそういう意味だろう。 全く。早とちりとは情けない。
「ちなみに美桜ちゃん。パンチ・ド・ロボってどういう意味かなぁ?なんかシャアとかが乗る新しい機体かなぁ。」
「その質問には私が答えよう。」と、かのんが身を乗り出した。
「パンティ泥棒というのは女性用の下着を夜な夜な強奪して頭に装着し、全裸で道行く人を襲う伝説の変態露出狂の事だ。うちの学校の女生徒の間ではその正体が勝っちゃんだと大評判なのだ。」
「根も葉もない酷評だ!」
「残念だったな。どうやら勝っちゃんに乗ってるのはシャアでは無く、パンティだったようだ。まぁ仮面の男という点では同義だ。良かったな。勝っちゃん。ふふっ。気分は最高にエクスタシーだろう。」
「僕はそんな恍惚な台詞を決まり文句にする様な変態の仮面さんでは無い!」
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