一日目

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 「相当ショックだったんだと思います。先輩、美桜達の前では気丈に振る舞っていたけど、やっぱり傷ついてて、それで-」  「悪徳セミナーにハマったってわけか。」  はい、と頷く美桜ちゃん。その瞳は潤んでいた。彼女は如月ヶ丘先輩の事を心から心配している。優しい子だ。  美桜ちゃんと如月ヶ丘先輩の関係は平たく言えば部活の先輩と後輩だ。  美桜ちゃんの所属は演劇部。如月ヶ丘先輩の演技に憧れて入部したらしい。  憧れの先輩が失恋のダメージから悪徳セミナーに傾倒。  美桜ちゃんとしては一刻も早く如月ヶ丘先輩を助けたいのだろう。  「お願いです。どうか如月ヶ丘先輩を助けて下さい。お願いします!」  そう言って美桜ちゃんは床に何度も頭を擦り付ける。  「まっ待ってくれ美桜ちゃん!女の子がそんな事をしちゃ駄目だよ!」  「いいえ上げません!美桜の土下座で如月ヶ丘先輩が救えるのなら何だってします!お願いします飛我君!美桜のパンティを献上しますから!」  「いらんわ!」  おい。何を言い出すんだこの子。
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