序章

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 そして遂に船出する事に決めた。家を出て半日も経って無かったのに。今更ながらなんて無謀な事をしたのかその時は分からなかったよ。  早速船に乗ってリヴァプールを離れたんだ、ブラウンおじさんからは湾から出ちゃダメだと何度も言われたけど、そんなの関係無かった、好奇心と興奮で胸が一杯だった。  最初の3日間は最高だった。抑圧からの解放ってやつだね。食料も十分にあったから不安なことは何1つ無かった、ただただ南に南に進んで行った、だけど四日目に嵐に巻き込まれた、簡単な船の動かし方は分かっても嵐はどうしようも出来なかった。
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