第一章 絶海の孤島

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 まず始めに丘陵地からすぐの西の林を探索してみた。この林の木は幹は細いものの背は高く木肌は茶色がかっている、この林には鳥が住んでいるらしく鳥の巣らしき物が幾つかあった。  そうこういってる間に林から出てしまった。思ったよりも林の規模は小さかったようだ。だが問題は水である。しかしどうしようもないので今度は海岸線に沿って始めにいた砂浜に戻っていった。  海岸線を歩いて十数分したら椰子の木が何本か海沿いに立っていた、椰子の木をよく見ると小さい椰子の実が二、三個ほどなっていたので椰子の木に上って一個を取ってみた、そのままではどうしようもないので近くに落ちていた石で無理やり割って中の汁を吸うとなかなかイケる。  とりあえず水の確保は出来たようだ。
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