1章 *きらきら*
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「帰るぞ」 そうしてあたしの背中をぐいぐい押す。 クールな君には手を繋ぐという思考はないわけね… あたしが歩き出すと、 龍君は一瞬であたしを追い越して、すたすたと歩いていく。 外へ出てもその距離は変わらなくて。 ほんとにあたし、龍君の彼女? でもわがまま言って嫌われたくなくて、 頑張って追いついた。 「あ~…ごめん」 ? 申し訳なさそうにあたしを見下ろす龍君。
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