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「あのな、翔…毎回毎回オレの上に乗っかるのやめろよ」
半分以上呆れて上から退けようと乗っかってるヤツの額をデコピンしてやる。
「いたっ!…んもぉ、優ちゃんが起きないから…」
額をさすりながらしぶしぶと言った具合でやっとベッドから降りた。
あ-あ、スーツシワになってる、なんて呟いて。
「──って…え…今何時?!」
はぁと朝から2度目のため息をつこうとしたとたんに、今が平日の朝でこれから学校に行かなければならないことを思い出す。
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