波乱の球技大会

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春美がきた場所は 海だった 潮の匂いが漂う中 春美は話始めた 「ここだよね?あんたがあたしと、初めてあった場所!」 そう 去年の今頃 暇だから 砂浜のほうに散歩しょうと思いつき 海にきた時があった そこに 同じクラスメートのやつがいた まだそのときは 話した事がなかった ふと 春美の顔を見た瞬間 偶然 目と目があった そして 春美が寄ってきて 「君、あたしと同じクラスだよね?君も、ここに来るの?」 初めて話すのに… なんでこんな ナチュラルに話す… 不思議な感覚を持ちながら返答した 『いや、たまには散歩して、気分転換しているんだよ。』 春美は にっこりと 笑った覚えがある 「あたしと同じだ!君は確か…細山田くん…だよね?」 『そうだよ。君は、藤山さん。姉妹だよね?』 「うん!私が、姉の春美。妹が秋美。ここで話せたんだから、友達になってね!秋美の方も、よろしくね」 こんな感じの会話を思い出していた 「あんたとここで話していなかったら、 今頃、どうしてたかな?一緒にここに、来ていないよね…。」 まぁ 確かに… でも あの時の 面影はなくなり 凶暴女になっている… 慣れって本当に怖いなぁ… 「じゃあ、そろそろ帰ろ!6時になるし。」 『ああ、そうだね。』 春美は楽しそうにステップしていた 普段は 小さなことにうるさい凶暴女なのに ここに一緒に来ると まるで別人のように変わる そして 公園辺りで 春美と別れた 「じゃあね!明日、最後の練習だから、しっかりやりなさいよ!」 そう言って帰っていった 人って 変わるもんだな と 思いながら 僕は足を進めた
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