ヲタ的☆恋愛

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月曜日。 こんなに早く学校に行きたいと思ったのは初めてだった。 それでも、臨時できている先生にすぐに会えるわけでもない。 美雪はため息をついた。 廊下の窓から、グラウンドを見つめていると、美雪が密かに好きな先輩二人がいた。 (はわはわ…。平沢先輩と渋谷先輩だ…) ヲタで腐女子な人にはたまらない二人。 平沢は背が小さく、女の子みたいで、渋谷はその反対で、背が高くかっこいい。 (キャー!今日も二人は仲が良いな~) 美雪は二人を眺めては、よからぬ妄想をする。 二人に彼女がいるのは知ってても、腐女子には関係ない。 妄想は誰にも迷惑かけません。 二人を眺めていると、隣に誰かがきた。 「また、よからぬ妄想してるな?」 授業が終わったのか脇に教科書を持ち、隣に藤村が立っていた。 美雪の顔が一変に赤くなる。 「…せっ…先生!」 油断してる時に、いつも先生がやって来る。 心の準備なしに、美雪は何だか恥ずかしくて顔が見れない。 「…ちょっと来い…」 ボソッと耳打ちされ、美雪はそれだけで従ってしまう。 .
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