ヲタ的☆恋愛

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【現国教材室】に入るなり、藤村は美雪にキスしてきた。 「…んっ…せん…せぇ…」 美雪の体は、藤村とドアに挟まれている。 「…お前、あの顔は反則だろ」 息が苦しい… それでも、藤村はキスを止めてくれない。 「……に…も…しなかっ…せにっ…」 「何だ?」 苦しくて、反撃の言葉が途切れ、藤村は唇を離して聞き返した。 「…はぁ…はぁ…一昨日…何もしてくれなかった…」 自分でも、恥ずかしい事を言ってると思う。 多分、今も顔は真っ赤だろう。 「…あの時、お前は男に襲われそうになってたろ…?そんな時にキスなんかできるか…」 そう言うと、頭をグシャグシャにかき混ぜてきた。 先生が優しい… こんなの、恋人同士みたいな感じじゃん… 先生は私の事、好きなのかな…? 聞きたいけど、聞けない… 聞くと拒絶されそうで、怖い… .
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