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何とか謝るが、くすぐったくて上手く話せない。
「…駄目だ…お仕置きだな…」
耳にフッと思いっきり息がかかると、それだけで体がビクッとなる。
お仕置きと言う言葉に、美雪は恐怖と期待でいっぱいになる。
だんだん、藤村の口は美雪の耳から、下に移っていく。
白い首筋に口がくると、最初は舌で上下に撫でられた。
「…あっ…!」
初めての感覚で、何が何だかわからない。
くすぐったいのか、気持ちいいのかわからない。
それでも、体は反応してビクビクと震える。
舌から唇に変わり、チュッと強く吸われた。
「…あっ…!!」
痛いような、気持ちいいのか、吸われた箇所はだんだん熱を帯びていく。
「…んせぃ…だ…め…!」
何かもう、限界だった。
美雪が必死に抵抗すると、チャイムが鳴った。
藤村は美雪を離すと、美雪の体は力なくその場に座り込んだ。
「…ほら、チャイム鳴ったぞ。授業に行け」
「………」
悔しいことに、美雪は腰が抜けてしまった。
鬼(;`皿´)!
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