竜の元に鬼は行く

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元親の胸をじっと見ていた政宗はさらにイライラしていく自分がいることに気が付いた しかし、元親は友人であり、ムカつく女ではないと思い、冷静になろうとしていた だが、元親の言葉にぷっつりとキレた 「胸がでかいと重いだけだぜ?」 「……その重たさを俺は体験したくてもできねぇんだよぉぉおぉおおぉおぉおおぉ!!!!!!!!!!」 キレた政宗はさらしに覆われた元親の胸を鷲掴み、言い放つ 「この胸を俺に寄越せぇえぇぇええぇえぇええぇ!!!!!!!!!!」 「うわぁぁああぁぁあぁあぁあぁぁ!!!!!!!!!!」 あまりにも突然のことに、元親は混乱した そんなことを気にせず、政宗は胸を揉み続ける 「どうしてこんなにでかいんだよ、お前のはぁ!!!!!!」 「ちょっ!?やめっ…!!やっ…!!!!」 揉まれているため、元親の胸のさらしは半分とれかけになっていた そこで正気に戻った元親は右手を振るった 「止めろっつってんだよ、バカ宗ぇえぇぇええぇえぇええぇ!!!!!!!!!!」 「ぐふぅっ!!!!!!!!!!」 元親の渾身の力で殴られた政宗は数メートル程、ぶっ飛んだ その間に元親はさらしを元に戻し、政宗に言う 「正気に戻ったか、馬鹿!!!!」 「…ってぇ……あぁ。取り乱しちまった。I'm sorry.」 政宗は素直に謝り、再び、元親の横に座った 「……アンタ、政務は片付けてるの?」 「あぁ。一週間は自由になれる」 「…なら、支度しな」 元親は立ち上がった 「アタシが瀬戸内まで連れてってあげようじゃないか」 「Really!?」 「どういう意味かは知らんが、海の女は嘘をつかないよ!!!!」 「さすが、俺のBest friend!!!!持つべき者は友だなっ!!!!!!」 ひしと抱き合った彼女らは西を向く 「目指すは瀬戸内、中国の毛利だっ!!!!」 政宗の目には炎が灯っていた
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