蒼の竜、紅の虎若子

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佐助は幸村と共に幼い頃から過ごし、常に共に戦う姉のような存在でもある そんな佐助を幸村は大好きだった 「はい、団子♪」 「うむ!!」 大量すぎる団子を手に持ち、口へと運ぶ幸村を佐助はじっと見て和む (嬢って本当にかわいいよなぁ…独眼竜の変態女なんかには絶対やれないよ) 団子を口に運ぶ幸村はまるで小動物のようで本当にかわいい 佐助にとって幸村は主であり、妹であり、娘(?)である そんな幸村がかわいくてたまらないため、幸村に不埒なことを考える輩は全て始末してしまうがそれも愛ゆえだった 「佐助?どうかしたのか?」 「んー?何もないよ♪」 「佐助も団子を食べるか?」 「うん♪」 佐助の返事に幸村はニッコリと笑い団子を佐助の口元に団子を運ぶ 所謂、「はい、どーぞ♪あーん💕」の図だ 「あーん」 「あーん💕」 「うまいか?」 「うん♪おいしいね、この団子」 「だろう?」 「じゃ、嬢もあーん💕」 「あーん」 伊達政宗が見たら沸騰しそうなくらいの幸村と佐助のラブラブっぷりだが、これは上田城では日常なのだった 毎日こんな感じなのだ 呼吸するのと同じくらい日常なのだ 再び、所変わって奥州 「終わったぁああぁぁあぁああぁあぁ!!!!!!!!!!」 幸村と佐助がラブラブしているのと同時間、政務を終えた政宗が雄叫びを上げていた 「終わった!!終わった!!終わったから行っていいよな!?いいよな、行って!?」 「……行っていいですから、そんなに興奮しないでください。足が丸見えですよ」 「HA!!いいんだよっ!!!!serviceだ!!!!」 「これは小説ですから、絵でも描かない限りサービスにはならないかと」 「細かいことはForgive and forget!!!!」 立ち上がり、刀を腰に携えた政宗は言い放つ 「今すっげぇ嫌な予感がするんだよ!!!!俺の幸が誰かとラブラブしてる気がする!!!!」 ※ 事実、団子をあーんで食べあっている 「じゃ、行ってくるっ!!!!」 ドタドタという激しい足音と共に出ていく政宗に小十郎が頭を抱えていることを政宗は知るよしもない
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