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「…キバ」
「ん?なんだよ」
「俺、今から…
探してくる」
主語を言わないで、足早に歩いて行くシカマル。
は?
何を探すんだよ?
「ま、待てよ!」
「用があるならあとで…「俺も行く!」
走って下に降りると、シカマルの気配は全く持ってなくなっていた。
「…俺から逃げれると思ってんのか?」
俺は人一倍鼻がきくんだって忘れてるだろ!?
「すぐに見つけて…ぎゃあ!!!」
な、何だ?
後ろから誰かが首掴んで…
「なにやってんだよ」
「し、シカマル?」
手を話してくれたかと思うと、咳をこんでるのも気にも止めず、腰に手を回してきた。
「…やめろよ、そんな見つめんな」
「…」
「ん、んだよ!見るなって!///」
カプッ
「へ??」
どうやら
首を噛まれたらしい。
「イダダダッ!や、ヤメテ!!やめろ!!!シカマル!」
俺はバカバカとシカマルの頭を殴る。
なんだ、コイツってば急に!
「…んだよ…」
「こっちのセリフだぁあ!
何で急に首を噛むんだよ!」
するとシカマルは照れたように、
「…マーキング」
とか呟いた。
「…は?」
当然、こっちとしては意味不明な訳で…
「なんで…」
「お前がいつも…してくるからだよ」
え?
そんな理由で?
「つ、つかお前探し物は?」
「あ、ありゃいいんだ。お前だから」
はぃ?
俺が探し物?
「キバに…その…マーキングしたくて…な」
「…!?
だから俺が探し物?」
「あぁ…//」
なんだよ!最初から言えばさせてあげたのに!
「…も、もうお前なんか知らねーからな!」
「…んぁぁあ…なんか言ったか?」
あくびなんかしてんじゃねぇ!!!
「あぁ!!!もー!!!」
「そんなに怒んなよ…。ほら」
渡されたのは俺が大好きな食い物。
「…こ、これ…食べていい?」
「やっぱ、食い気か」
「Σなんだよー!」
「たまには色気くれよ」
「Σな、なんだと!!?///」
「帰ったら、色気でも研究すっか。お前の体で」
「ギャー!!ちかよんな、ばかー!!!!」
そんな話をしながら、シカマルの家についてった。
―おしまい―
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