シカキバ

2/2
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「…キバ」 「ん?なんだよ」 「俺、今から… 探してくる」 主語を言わないで、足早に歩いて行くシカマル。 は? 何を探すんだよ? 「ま、待てよ!」 「用があるならあとで…「俺も行く!」 走って下に降りると、シカマルの気配は全く持ってなくなっていた。 「…俺から逃げれると思ってんのか?」 俺は人一倍鼻がきくんだって忘れてるだろ!? 「すぐに見つけて…ぎゃあ!!!」 な、何だ? 後ろから誰かが首掴んで… 「なにやってんだよ」 「し、シカマル?」 手を話してくれたかと思うと、咳をこんでるのも気にも止めず、腰に手を回してきた。 「…やめろよ、そんな見つめんな」 「…」 「ん、んだよ!見るなって!///」 カプッ 「へ??」 どうやら 首を噛まれたらしい。 「イダダダッ!や、ヤメテ!!やめろ!!!シカマル!」 俺はバカバカとシカマルの頭を殴る。 なんだ、コイツってば急に! 「…んだよ…」 「こっちのセリフだぁあ! 何で急に首を噛むんだよ!」 するとシカマルは照れたように、 「…マーキング」 とか呟いた。 「…は?」 当然、こっちとしては意味不明な訳で… 「なんで…」 「お前がいつも…してくるからだよ」 え? そんな理由で? 「つ、つかお前探し物は?」 「あ、ありゃいいんだ。お前だから」 はぃ? 俺が探し物? 「キバに…その…マーキングしたくて…な」 「…!? だから俺が探し物?」 「あぁ…//」 なんだよ!最初から言えばさせてあげたのに! 「…も、もうお前なんか知らねーからな!」 「…んぁぁあ…なんか言ったか?」 あくびなんかしてんじゃねぇ!!! 「あぁ!!!もー!!!」 「そんなに怒んなよ…。ほら」 渡されたのは俺が大好きな食い物。 「…こ、これ…食べていい?」 「やっぱ、食い気か」 「Σなんだよー!」 「たまには色気くれよ」 「Σな、なんだと!!?///」 「帰ったら、色気でも研究すっか。お前の体で」 「ギャー!!ちかよんな、ばかー!!!!」 そんな話をしながら、シカマルの家についてった。 ―おしまい―
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!