出会い

3/11
前へ
/49ページ
次へ
吐く息が白くなり始めた12月半ば 空は はっきりしない色の雲で覆われている 辺りの空気が冷たい―――――― それはまるで今の私の心境を映したかような天気。 もう日も暮れてきたのにもかかわらず、頬をつたう温かいものはいつまでも止まらない。 誰もいない公園。 頬をつたうそれは、冬の冷たい風になでられて跡を残す。 .
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

162人が本棚に入れています
本棚に追加