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俺達三人はいわゆるバンド仲間であり、
俺のことをケンケン呼ばわりしてくる啓も、一応腕の確かなギタリストだ。
あの超自由人の朔も、スカウトをうけるくらいのベーシストで…
信じられないかもしれないけど、一応俺がボーカルだ。
ドラマーは、俺達が使っている宿屋の一階にあるライブハウスの経営者の息子だ。
そいつも、なかなかの変わり者だ。
「ラァイ?、ライライケンタッキ~!」
噂をすれば影ってこのことか?
なんていうのは嘘で、ウチのドラマーはいつもこの時間に迎えに来る。
井村 龍(イムラリュウ)
俺らと同期なのだが…
またこれも扱いが難しい。
「龍ッ、とりあえず俺の名前はちゃんと呼べ。そして手伝え!」
「ポンスコンスコン ポンスコンスコン バビビビ ライライライ~ン」
意味不明 理解不能
とにかく龍はこういうやつだ。
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