十一章 リベンジ

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そう、俺には直人の気持ちが痛いほど分かる。 秋の大会でデイビットの打球が肩に直撃して交代だと言われた時、交代なんてしたくないと凄く思った。 どうしたらいいんだろう… 俺に直人を止める資格があるのだろうか… 「深司、お前が俺を足手まといだと思ったとき、神藤部長に言ってくれ。」 直人が俺の肩を軽く掴んできた。 クソッ…俺には止められない… 「分かった。早くベンチに戻ろう。」 俺はそう言って、直人とベンチに戻る。
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