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そう、俺には直人の気持ちが痛いほど分かる。
秋の大会でデイビットの打球が肩に直撃して交代だと言われた時、交代なんてしたくないと凄く思った。
どうしたらいいんだろう…
俺に直人を止める資格があるのだろうか…
「深司、お前が俺を足手まといだと思ったとき、神藤部長に言ってくれ。」
直人が俺の肩を軽く掴んできた。
クソッ…俺には止められない…
「分かった。早くベンチに戻ろう。」
俺はそう言って、直人とベンチに戻る。
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