始まる物語

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「なんだ? いつの間に授業終わったんだ?」 リョクが寝ている間ですよ。 「おい淳裕謝れ!」 リョクってばいつも最後の授業は寝てるんだから… 「おい淳裕謝れ!」 「そうだ!! 手ぇついて謝れ!」 僕は場の流れに乗ってよしひろに謝るように詰め寄った。 「えぇまさかそうきますか?」 「いいぞもっと言ってやれ!」 最初に言った友達が囃し立てる。 「いいから謝りなさいって言ってるの。わからないの?」 ここでまさかのハルミさん登場! 「君にいたってはクラス違うよね?」 すかさずよしひろはツッコんだ。 でもハルミさんは聞く耳持たず。 「いいから謝りなさいって言ってるの! 団員のくせして私の言うことが聞けないの?」 「ごめんなさい」 なぜかリョクが土下座してハルミさんに謝った。 「今日はこれぐらいで勘弁してあげるけど次はないからね!」 そう言ってハルミさんはリョクを連れて教室から出て行った。 「何だったの?」 「さぁ?」 あっまだ掃除あるのにどっか行っちゃった…
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