港街「ラクアナ」

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ここは素直に従っておくのが人生を長く楽しむ秘訣だな、うん。             というわけで、灼夜(今名付けた。)を振ってみる。    するとびっくり。なんと薄く赤みを帯びた刃身が燃え上がったではありませんか。     もちろん俺はそれをみて冷静でいられるほど人間が出来てない。だから当然                      「うわぁ!!燃えた!!やばい剣が燃えた!!つうか燃えた!!って言うより燃え尽きんじゃねぇのこれ!?やばいって!!1200ギアが無駄になるって!!……って言うかいい加減燃えるの止まれよ!!」              大パニックだ。                     「おおお落ち着いてユージ!!火は振るのをやめれば消えるから!!だから振り回さないで!!宿!!宿が燃えちゃう!!宿が燃えたら私達に払うお金なんてないのよ!?」                          「宿が燃える!?それは大変だ!!」                           それで冷静を取り戻した。  金で冷静になるなんて…現金な男だな…俺。
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