港街「ラクアナ」

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なにって……                      「ただ美しく…ただ強くあるようにって……」                     「じゃあ…この剣は想像した通りの剣ね。綺麗な刃身も柄もそのまま。だけど属性がついて攻撃は強化されたのよ。」                 「属性って…さっき灼夜が燃えたことか?」                      「灼夜?」                       リノアが首を傾げる。    そっか…思いついただけでリノアにはまだ言ってなかったっけ。                           「この赤い剣は灼夜。んで、薄い蒼のこっちは蒼爛。どっちもいまつけた。」                     「しゃくやにそうらんね…良い名前だと思うわ。クロスレイピアってのよりは好きかも。」               「だろ?即席にしちゃあ上出来だ。」                         俺は気に入ってるので、思わずウンウンと頷いた。
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