港街「ラクアナ」

9/27
前へ
/164ページ
次へ
色々と見て回ると、目を引く剣があった。                       「クロスレイピア?……うわっ、双剣だ!!」                      手に取る剣は二本で一つ。  対になるその双剣は美しく、一つは薄い赤をおびていて、もう一つは水を思わせる色をしている。                          「なに?その剣が気に入ったの?」                          後ろからリノアが覗き込む形で剣をみる。                       「うわぁ……綺麗な剣……」               呟くリノアと同意見だ。   俺も美しいと思う。                   「値段は……1200ギア。買えるけど…お金が全部なくなるわね。どうする、ユージ。これにする?」                         「え…?買っても良いのか?」              「決めるのはユージだよ。それにこの双剣が1200ギアなら安いと思うわ。」                      この双剣が買えたら、正直かなり嬉しい。
/164ページ

最初のコメントを投稿しよう!

302人が本棚に入れています
本棚に追加