りりかの物語

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中学のときのりりかは今とは全く違った。 髪は真っ黒で今みたいにパーマもあてていない 眉毛だって、今みたく細くなかった。 親にだって、反抗をしたことはなかった。 一般にいう「真面目ちゃん」だった なぜ今みたいな「ギャル」になってしまったのか。 そのキッカケはりりかの受験のときにあった 「りりかぁ~!早く来なさい!」 「うっせ~な!、ババァ…」 りりかは頭の中の怒りを頑張って抑え、リビングに向かった リビングには母、父、卓也の三人がもう食事を始めていた。 りりかはにテーブルには向かわず、冷蔵庫に向かった。 パックのオレンジジュースをとると、それをグラスにつぐと一気にそれを飲み干した 「りりか!行儀悪いコトしないの!早く食べちゃいなさい」 母親がりりかに向かって怒鳴る。 「いらない…卓也食べていいよ」 「マジで!?じゃあ、も~らい!」 卓也がりりかの皿に手を伸ばす 「ちょっと!りりか!いい加減にしなさい!」 りりかは母親をシカトしてドアに向かう 「りりか!あんた高校入ってからおかしいわよ!」 りりかはドアからでると母親の方に向き直った 「あたしがこうなったのは誰のせいだと思ってるんだ!お前だよ!」
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