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りりかは自分の部屋へ走っていった。
下からは母親の罵声が聞こえる
りりかは自分の部屋に入ると、パジャマを脱ぎ捨て掛けてあった制服をとった。
キティやディズニーのキャラなどでデコってあるカバンをとって、部屋から出た。
玄関でローファーを履いているとき、母親が後ろに来た
「ちょっと、りりか!
あんた、私に何か言うことあるんじゃないの!?」
りりかはシカトして、立ち上がる。
「ちょっと!待ちなさい!」
母親はりりかの腕をもつ
「離せよ!このクソババァ!」
ふりほどこうと振った手が母親の頬に当たる
「いったー!あんた母親に向かって手をあげるなんて」
母親は右手を振り上げた
「母さん!いい加減にしなさい!」
リビングから父親が怒鳴った。
「でも、あなた!」
「うるさい!早くりりかの腕を離しなさい」
母親はしぶしぶりりかの手を離した。
「クソババァ!」
りりかは逃げるように家を後にした
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