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深夜のホテルのロビーは閑散としていた。
そして、
フロントに彼は居なかった…。
先輩と思われる、別の人がいた。
2人が、ちょっと呼んでもらう位は構わないだろう。と言った。
ん~…
ごもっとも!
お願いします…。
私はロビーの陰に隠れて、2人の様子を伺っていた。
どうしよう…。
もう、後戻り出来ない…。
迷惑だったら…。
2人はすぐ帰って来て、
「今、呼んできてもらったよ。」
と、私の緊張ぶりを冷やかした。
彼がやってきた。
彼は、誰だろう?と言う不審な表情でやってきた。
でも、私と目が合うと、彼の顔はニコちゃんマークになった。
良かった~!迷惑そうじゃない!
彼の制服姿も、素敵だった。
またまたハートマークは増えた。
彼が笑顔で「どうしたの?」
と聞いてきた。
確かに、こんな夜中にどうしたのだ。深夜徘徊か?
私は、理由を探すように、
「ちょっと、近くまで来たから、遊びに来ちゃった。ごめんね。」
と照れながら言った。
彼も照れくさそうに
「大丈夫だよ。」
と笑ってくれた。
その後、ちょっとだけ、友達達と横浜観光ツアーの話をして、彼とバイバイした。
覆面調査官は、正体バレバレだった。
しかも、報告書には、仕事ぶりは何も書いてないじゃないかっ!
よっ!ギャラ泥棒っ!
横浜は素敵な思い出になった。
いい夢見れそう…。(ハート)
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