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「それが…タイミング悪く仕事が舞い込んでしまって、ニ人で残って仕事するって聞かなくて」 ニ人というのは山本さんと川澄さん。同期で入ったニ人はライバル関係だ。 「まぁあのニ人に任せておけば大丈夫だろう。いい意味で刺激しあって成長してるから」 課長はよく見てるなぁと考えながらテーブルの隅でニ人でビールジョッキを空けていた。周りが強い人ばかりでつられてどんどん飲んでいた。 気付くと時計の短針がてっぺんを指そうとしていた。 たが他の三人はお開きにする気配がないので、お金だけおいて先に帰ることにした。
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