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「いやーとりあえず成功だな。かなりの好感触だった」
市上課長は本当に凄い。最初の一言であの上役たちを引き込んでいた。
課長が言っていたとおり、上役たちは何度か質問をしてきていたが、課長は何の躊躇いもなく応えていた。
そういうところ尊敬します。本当に。
「じゃ、帰ったら飲み行くぞ」
「乾杯!!」
「お疲れっしたー!!」
プレゼンが成功したということでG4のメンバーで打ち上げをすることになった。
場所はG4行き付けの『BLUEMOON』というバーだ。
バーといっても居酒屋のような雰囲気で女性客も多い。
「課長、今回の手応えはどうでした?」
そう聞くのは白鷺さん。最近ニ人目の子供が産まれたパパさん。名字がかっこいい上司だ。普段課長からのプレッシャーを直に受ける苦労人だ。
「課長が行ったんだから大丈夫でしょう」
この人は竹岡さん。入社してから慣れない仕事に戸惑っている時にアドバイスをくれたやさしい先輩だ。
「うん。プレゼンはなんとかね。あとは向こうの会議で決まるかどうかだな。佐藤もしっかりやってくれたしな。」
「褒めたって何にも出ないですよ」
「で、あとのニ人は?」
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