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「馬鹿な子達…この私に勝とうだなんて…寝言は寝て言いなさいよ」
凛とした声。
「こんなに殺しちゃって…」
月光に照らされる黒く長い艶やかな髪。
「雑兵風情が。アンタ達が狩って良い場所じゃないのは分かるでしょぅ?」
シュッと音を立てて腕を振るえば無数の悪魔達は私以外のヒトであった者と同じ屍となって折り重なっていた。
「…あら?……生き残りが居たのねぇ…」
彼女が私の存在に気づく
………
此方に近づいてくる。
………
月光に照らされ顔が見える
………
……美しい…と思った。
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