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ディエンドが指差すお宝と言うのは、光一の右手に付いている黄と黒の手甲の事。
「そう、ソレを渡してくれるかな?そうすれば、何もしない」
それは困る。この手甲は、桜井から渡れたもの。だから
「これは、僕のじゃない」
「なら、盗んだのかい?いけないな僕が返しとくから」
「いや、本人から渡された」
「それなら、君のって事だ。渡してくれ」
バン!!足元に弾痕。威嚇射撃として、ディエンドライバーの引き金を引いたのだ。
「くそ~、なんでこんな目に」
光一は、逃げた。ディエンドとの間に常に障害物を置きながら、
「鬼ごっこは、あまり好きじゃない」
『カメンライド………ライオルーパー』
「行け。僕の兵隊」
またディエンドライバーにカードを装填し、光一の目の前に3人の影が現れる。銅と銀のライオルーパーが3人が取り囲んだ。
逃げ場を失った。ライオルーパー達が武器を取り、1人づつ、隙をつくかのような仕掛けてくる。
「うわぁ!?」
光一は、無様な避け方で攻撃から身を守る。歯を強く噛み締め、『ディレイズ』のカードを取り出した。
「よく知らないけど、多分………」
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