クウガの世界.1

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 ディエンドが指差すお宝と言うのは、光一の右手に付いている黄と黒の手甲の事。 「そう、ソレを渡してくれるかな?そうすれば、何もしない」  それは困る。この手甲は、桜井から渡れたもの。だから 「これは、僕のじゃない」 「なら、盗んだのかい?いけないな僕が返しとくから」 「いや、本人から渡された」 「それなら、君のって事だ。渡してくれ」  バン!!足元に弾痕。威嚇射撃として、ディエンドライバーの引き金を引いたのだ。 「くそ~、なんでこんな目に」  光一は、逃げた。ディエンドとの間に常に障害物を置きながら、 「鬼ごっこは、あまり好きじゃない」 『カメンライド………ライオルーパー』 「行け。僕の兵隊」  またディエンドライバーにカードを装填し、光一の目の前に3人の影が現れる。銅と銀のライオルーパーが3人が取り囲んだ。  逃げ場を失った。ライオルーパー達が武器を取り、1人づつ、隙をつくかのような仕掛けてくる。 「うわぁ!?」  光一は、無様な避け方で攻撃から身を守る。歯を強く噛み締め、『ディレイズ』のカードを取り出した。 「よく知らないけど、多分………」
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