42人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
その時点では、
いずれ退院したら、
どっか連れて行こうか、
女房と子供はディズニーが
好きだから連れていけばいいや、
と軽く考えていたそうです。
その矢先のお子さまの突然の天界。
Aさんも
自分の過ちを気づいたそうです。
その時、その一秒でも
子供と奥さんと
共に接していれば、
わずかな時間でも
共有していれば
たとえ結果は一緒だったけれど
過程は全然異なる。
そう自責の念に駆られたそうです。
子供を失った夫婦というのは、とてつもなく大きな暗い穴が
広がるそうです。
我が子はうざいと思う時もありますが
いざ最初からいないと
仮定するとそれは考えられない。
失 う
消 え る
という事態が
突然自分の事になるのは
とても理解できないと思います。
そういう場面にAさん夫妻は
直面したわけです。
最初のコメントを投稿しよう!