Seven Control

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「ダメったら、ダメ。それとも、痛い目に遭わないと……分からない?」 パキパキと奈々が両手の拳の骨を鳴らす。ここで引き下がらないと、痛いでは済まないかも知れない――。 「じゃ、音作りもちゃんとやるって約束するから。な、アツ」 「えー?ダルい」 言い切った篤樹の額に奈々のチョップが炸裂した。 「女が暴力振るなよ!?」 「ええい、うっさい!男だろうが、女だろうが、暴力なんかダメでしょ!」 「奈々、矛盾してない?」 「うっさい!」 奈々のチョップが悠馬にも炸裂し、物理的に黙らせた。 「とにかく、今日は反省しなさい!また来週、同じ時間にいつもの場所集合!」 奈々がさっさと行ってしまった。 「奈々ちゃん……おっかねーな」 「アツのせいで俺まで……。どう責任取るんだよ?」 「責任なんかを取る筋合いねーし」 この日も、いつも通りに一日が終わった。
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