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俺はうざいキャプテンに負けてしまった。
上田「お前もっと1on1の戦い方ねぇのかよ?」
上田が呆れた顔で江崎に聞く。
江崎「Cなんだからしょうがないだろ!!それに勝ったんだから文句言うな!!」
上田「はいはい……まぁいいや。よし!秀一だったか?お前は俺とだ!!」
秀一「は、はい!お願い致します!」
秀一はやっぱりビビっている。
先攻は秀一。秀一はいきなりドリブルを始めてしまう。1on1ではある程度のドリブルスキルを持っていれば全く問題ないのだがそういうスキルがないプレイヤーならドリブルをした状態から相手を抜くのは難しい。少なくとも俺や江崎キャプテンはそうだ。そんな事を考えているうちに秀一は上田にボールを奪われた。
上田「へっへっへ。」
秀一「あぁああ……」
上田「もうちょっと落ち着けよ!あんまり簡単に勝っても楽しくないだろ!?」
秀一「は、はい!」
秀一の口癖は「は、はい!」だな。
何をそんなに緊張しているのかは理解出来ないが秀一の精神状態は普通じゃなかった。
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