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真宵
「ウマそば一番とかそばにゃん饅頭とか変わり種のおソバを作ってる会社だよ!やたぶき屋ラーメンの次に美味しいんだよ!そこの会長さんがすぐ近くに住んでるんだ」
春美
「リューイチはそこで飼われているのかもしれないですね、すぐに行ってみましょう」
11月4日午前9時7分
天下そば御殿
真宵
「あれ?パトカーだ」
成歩堂
「何か事件でもあったのかな」
真宵
「もしかしてリューイチが誘拐されたと思って警察に連絡!?
あたし達、誘拐犯と間違えられて逮捕されちゃうよぉ!」
成歩堂
「そんな大袈裟な…」
真宵
「うわ~イトノコさんだ!逮捕されるぅ!」
糸鋸
「!?…あぁアンタ達」
成歩堂がイトノコに抱かれている猫に気付く
成歩堂
「なんです、その猫?」
糸鋸
「この家で飼われているペルシャ猫ッス。抱きながら散歩中ッス」
春美
「という事はリューイチはこの家の猫さんではないのですね……うわぁ!!」
春美が抱いていたリューイチがイトノコに抱かれていたペルシャ猫と戯れ始める。
真宵
「あれ?友達かなぁ、仲がいいね」
成歩堂
「ところでなんでイトノコさんが猫の世話をしてるんです?」
糸鋸
「仕方ないッス、この家の人はみんな殺人事件の取り調べを受けているッス」
成歩堂
「殺人事件!?誰が殺されたんです!?」
糸鋸
「天下そば会長、金成二八(かねなりにはち)ッス。死因はまだハッキリしないッスが…どうやら毒殺っぽいッスね」
糸鋸
「あ、でも心配はいらないッス既に犯人は逮捕されたッス」
成歩堂
「犯人って………?」
糸鋸
「金成二八会長の一人娘…金成月美ッス」
真宵
「月美さんってときどきウマそば一番をおすそ分けしてくれるお姉さんだよ」
成歩堂
「えっ!?」
糸鋸
「可愛い顔をしてるくせに父親殺しとは……酷い話しッス」
成歩堂
「彼女は犯行を認めてるんですか?」
糸鋸
「いや金成月美は…自分の母親が殺したと主張してるッス」
真宵
「あれ?月美さんのお母さんって…確か亡くなってるんじゃなかったっけ?」
糸鋸
「そうッス!16年前に母親は死んでるッス。殺せるはずがないッス」
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