好き

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「全く、男なんかと旅行行くからよ」 「ちょっと。私はプロポーズされたの! 旅行行ってなきゃ、今はなかったよ」 自慢するかのように、食べていたカルボナーラをペロリと食べた。 だが、舞はそんな甘菜に一言、 「ハッ」 と、冷めた目でこっちを見ていた。 「な、何よ?」 「甘菜も男に持ってかれたね~ まぁ頑張ってよ」 「随分と他人事ね」 「だって他人事だもん。 私は結婚とか、付き合うとか嫌だし」 「応援してくれてもいいじゃん! 友達でしょ~?」 半ば怒り気味に舞に言った。 「そうね。友達よ、甘菜は。 でも… 甘菜以外必要ない」
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