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「まだ名前を教えてなかったね。僕はゼファー。『創造の死神』。三大魔神の一人だよ。」
三大魔神。
それは確か、マルバスが説明してくれた。
死神の中で一番偉い『皇帝』の補佐を務める大臣みたいなポジション。
二番目に偉いとかなんとか。
アレクシアも確か三大魔神の一人だったはずだ。
「あんたも死神か・・・。死神に命を救われるとはな・・・。」
仁はうなだれた。
ため息をつく。
「いや・・・。もはや死神としての僕の命は尽きたよ。もうあの皇帝にはついていけない。それは死神としての人生を捨てるのと同じことだしね。」
「・・・意味がさっぱりだぜ。」
仁は腕を組む。
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