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そう言って部屋を出ていく。
長い廊下。
懐かしいような気がする。
久しぶりに見た。
「こっちだよ。」
ゼファーはそう言って、廊下を突き進んでいく。
そして突き当たり。
左右に道が分かれている。
ゼファーはその突き当たりの壁に手を触れた。
「ここが僕の部屋だ。」
「は!?」
扉など全くない壁が部屋だというのだろうか。
「嘘だよ。」
ゼファーは面白おかしく笑っているが、仁はなんだか疲れがどっとたまったような気がした。
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