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「死神ってのは皆が紅茶好きなのか?アレクシアもいつも紅茶を飲んでいたな・・・。」
仁は紅茶を一口飲んで、何気なく聞いた。
紅茶はとてもおいしかった。
なぜこうもおいしく紅茶を淹れられるのだろうか、不思議だった。
「ああ・・・。アレクシアはきっと僕の伝染だよ。元々僕が紅茶好きだったからいつも飲んでいたのを真似して飲みだしたんだよ。昔はアレクシアも紅茶はあまり好きじゃなかったみたいだけど、いつの間にか、ね。」
懐かしそうな顔をしながらゼファーが答える。
どこか寂しそうでもあったのを仁は見逃さなかった。
「・・・あんたとアレクシアには何かありそうだな。どういう関係なんだ?まさか、これなんじゃないだろうな?」
そう言って仁は小指を立てた。
傍から見ると、まるでおっさんのようだ。
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