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竜「………俺、帰る」
隼「あっ、じゃあ俺も帰る~」
俺と隼人はいつもの店を出て、帰り道を歩く
隼「ね~竜ちゃん、なんでムスッとしてんの?」
竜「別にムスッとなんか…」
隼人は俺の顔を覗き込んだ
隼「……もぉ~…」
隼人は呆れたように俺の顔を両手で優しく掴み、無理やり顔を合わせた
隼「…なんで泣きそうな顔してんの?」
竜「してな…っ」
俺の頬を指先でなぞり、いつの間にか涙を流していることに気付いた
竜「………っ…」
隼「俺、竜を泣かせるようなことしてた?」
俺は首を横に振る
隼人は何かを考えたあと、俺の手を引っ張った
隼「………………とりあえず俺ん家行こ」
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