行ってきます/仁亀

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A「…だけどさ」 K「?」 仁はオレと向き合った。 そして、優しい顔で A「こんな我が儘で最低なオレだけど…カメのことちゃんと好きだから。だから…待っててほしい。絶対戻ってくっから。」 K「…仁…」 A「口約束で頼りねえけど…信じて?」 仁はオレの頬に手を添えた。 (あ…キスするんだ…) 直感。 それか…本能。 予想通りに仁はゆっくりと顔を近付け、優しくて柔らかいキスをした。 聴覚も視覚も意味がない。 ただ、感覚で感じる。 A「…好き、だから」 K「うん…分かる。」 仁のこと信じるよ。 だから、がんばって。 オレは仁の分までがんばるから。 _
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