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曖昧にしないでよ…
亀「もうやだ…っ」
仁「は？」
亀「別れる…」
仁「……………………」
なんか言ってよ。
引き止めてよ。
仁…!!
仁「……亀が別れたいなら…いいよ」
なんで？
好きじゃないから
全部曖昧にしてたの？
俺が傷つかないように？
亀「………バイバイ」
仁「……………………」
なんで？
なんで、何も言ってくれないの？
仁なんか…
仁「…………待てよ」
小さくだけど聞こえた
愛しい人の声
俺は振り向かない
亀「…なんで？」
仁「…俺、亀がいなきゃ無理…」
いっつも曖昧にしてるくせに
なんでこういうときだけ
言ってほしいことを
ちゃんと言ってくれるの？
亀「…ばか」
仁「うん、馬鹿だよ。」
俺は泣き顔で振り向く
そして、仁の腕の中に潜り込む
仁「…いつだって亀のことしか考えられないくらい馬鹿になっちまったんだよ、亀のせいで。」
亀「…え？」
仁「…亀以外のことに関心ないもん。」
だから、全部テキトーで曖昧だったんだ。
仁「俺ほんと…亀バカになっちまったな…」
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