危ない彼女

6/10
前へ
/49ページ
次へ
筋肉痛も慣れてきたころ、俺と栗子さんはあの焼鳥屋にまた行った 『頑張ってるんだね。インストラクターさんもやる気のある人には熱くなるものよ』 『なんかいじめられてるみたいだ…』 『今日久しぶりにみるけど腕太くなってるよ。効果でてるじゃない』と肩をポンと叩かれた 自分ではわからないけど、筋肉はついてるみたいだ 『うちもお母さん各日で行ってるわよ。お友達ができたとかではしゃいで』 『よかったですね。』 その時店にあの佐々木すみれが同僚のインストラクターとはいってきた 『こんばんは、彼女さんとデートですか?』と声をかけられた 『いえ…そんな…』 『彼女なんかじゃないですよ。ただの友達です』 『すごく仲良さそうだから』と佐々木すみれは俺を見た まさかこのことで俺に災いが降り懸かろうとは、この時はしるよしもない
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1291人が本棚に入れています
本棚に追加