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『私…藤波さんに好意をよせてました。だからあんなに熱心に指導したんです
なのにちっとも気持ち伝わってなくて焦ってました。そんな時焼鳥屋でデートしてるのみかけて…
あの人結構派手でやんちゃな人だって噂聞いてたから、藤波さん遊ばれてると思ったんです
そしたら急に辞めちゃって…絶対あの女のせいだと思いました
手紙で伝えようとしたんだけど…こんなストーカーみたいな形になってごめんなさい』と佐々木すみれは素直に謝った
『栗子さんが言ったんじゃないんだ。俺の判断なんだよ。君の気持ちは嬉しいけど、俺は栗子さんが好きなんだ。まあ相手にされてないけどね。兄ちゃんが知り合いだから、付き合ってくれてるだけ。あの人自由気ままで変わった人だけど、いい人なんだ
キレがいいっていうか物事に迷いがないんだよね。羨ましいよ
だから好きより憧れの気持ちのほうが大きい
君ももっと羽目外してみなよ。好意イコール仕事の一貫だと誰にも気持ちわかってもらえないよ?』
『すいませんでした…栗子さんにも謝っておいてください』
『彼女は何も知らないから別にいいさ。この問題は俺と君との問題だから。これで終わりにしよう』
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