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お正月も終わり、俺と友達のテツは二人で新年会と称して焼鳥屋で飲んでいた
『俺達もアラサーだなあ』とテツがぼやいた
『体力も落ちてきた気がするし、俺ジム通おうかなと思ってんだ。テツも行かないか?』
『ジムね~女の子目当てに行こうかな』
『女の子かぁ…いっぱいきてるかも』
『あの北川フィットネスってオシャレだしよ、俺達もそれなりに鍛えていいとこ見せようぜ』
テツのほうがのってきたから笑えてきた
そのテツの横で小柄な人がクスクス笑っていた
『やっぱり男の人でもスタイルなんか気にするのね』
栗子さんだ!
『こんばんは!お一人ですか!』
『ここの焼鳥屋さん新しいからきてみたの。勿論一人で。美味しいわね』
栗子さんは生ビールを飲み干すとお代わりをした
『カイト知り合い?』
『うちのお得意さんの娘さん』
『アハハ娘さんなんて歳じゃないわよ。おばさんよ。あ、マスターこの子達に生ビールね、私のおごり!』
『栗子ねーさん、いただきまーす!』
テツの奴馴れ馴れしい!
『すいません、いただきます』
今年はラッキーだな
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