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うだうだ言う緋姉を部屋に放り込んで、すぐにリビングへ体温計を取りに行った。
黄「弁当、作ってくれたんだ…」
本当に母親だな……何かジーンときた。
弁当がきちんと並んでるのを見て、早足でまた二階へ。
みんなを起こすのは……よし、朝飯も込みで紫潤に頼みますか。
黄「紫、起きて」
……起きない。
身動き一つしない。
黄「紫ー、むう、起きろってば!!」
紫「……ん…」
黄「むう!!!」
紫「…は?…なに…黄…?」
うーわー、超不機嫌。
でも黄ちゃん、紫潤とはずっと一緒ですから。
緋姉と違って、気圧されたりなんか致しません。
黄「むう、悪いんだけど朝飯頼んでい?
緋姉……熱あるみたいでさ」
紫「えっ…?…緋姉、大丈夫?」
黄「今から体温計とか持ってくからさ、蒼兄と緑兄も頼むよ」
紫「ん…分かった。
緋姉の分、お粥がいいと思う?」
黄「それがいいかも。じゃ、よろしく」
紫潤に任せれば、あの2人もすぐ起きるでしょ。
俺は急いで緋姉の部屋に向かった。
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